本校高等部の作業学習、農園芸班では、昨年度からイチゴの高設栽培に取り組んでいます。慣れない作業に戸惑いながらも、苗の世話や葉の手入れなど、一つひとつの工程を大切にしながら、みんなで協力して育ててきました。作業を通して、生徒たちは役割分担や責任をもって取り組む姿勢を学び、働く力を着実に伸ばしています。
そのイチゴが、今年もついに赤く色づき、かわいらしい実をつけ始めました。生徒たちは大きくなってきたイチゴの実を嬉しそうに観察し、毎日の成長を楽しみにしています。
収穫したイチゴは、津のイオン城山店内の"わくわく広場"に出荷し販売しています。自分たちが心を込めて育てた作物が店頭に並ぶのを見て、生徒たちも大きな達成感を感じています。実際に「商品として届ける」という体験は、働くことへの意識や社会とのつながりを実感する、貴重なキャリア教育の機会となっています。
また本日は、畑で育てた大根やピーマンも出荷しました。どの作物も、土づくりから収穫まで、生徒たちが力を合わせて丁寧に育ててきたものばかりです。協力して作業を進める中で、コミュニケーション力や粘り強さなど、将来につながる学びも多く得ています。
これからも、季節に合わせた作物を育てて出荷していきます。近くにお越しの際には,ぜひ"わくわく広場"にお立ち寄りくださいね。


