三重大学教育学部附属特別支援学校長
中川 克巳
三重大学教育学部附属特別支援学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本年度より三重大学教育学部附属特別支援学校の校長として、学校経営にあたります中川 克巳です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
本校は主に知的障害のある子どもたちを対象とした特別支援学校で、今年度は小学部18名、中学部13名、高等部20名の全校児童生徒51名でスタートしました。
約3年間に渡るコロナ禍において、本校では児童生徒等の健康管理を第一に考えながら、児童生徒が将来をたくましく切り拓くために必要な学習活動を保障する取組に全力を尽くしてきました。
今年度より新型コロナウイルス感染症は5類感染症に変更されますが、平時における健康管理は重要であるという認識のもと、今後も換気や手洗いといった日常的な取組を継続しながら、児童生徒の学びが最大化できるように教科学習や体験学習、行事等の教育活動を展開していきたいと考えています。
本校の教育目標は、「社会の中で自分らしくたくましく生きる子どもの育成」です。一人一人の教育的ニーズを把握し、学習や生活で抱える困難さを軽減するための指導・支援の充実を図るとともに、個々に内在する可能性を見出しながらその力を伸ばすことで、社会の中で主体的に人生を切り拓きながら豊かな生活が送れるような資質や能力の育成に努めています。
特に日常生活や実社会で必要な様々な知識や技能を獲得するために、ICTの活用や体験的な活動を積極的に取り入れ、「やる気」や「自信」を育みながら新しいことにも果敢に挑戦しようとする意欲を育むことを大切にしています。
また、将来の社会的自立を見据えて、「生活単元学習」や「作業学習」、「現場実習」等でキャリア発達を促進させながら、児童生徒に創造することや働くことの喜び、成就感、達成感を体得させるとともに、地域や関係機関と連携を図りながら、地域生活を基盤とした参画型の教育を取り入れ、「共生社会」の実現を目指していきます。
保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様におかれましては、今後とも本校の教育活動にご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
三重大学教育学部附属特別支援学校 校長 中川克己