令和3年9月17日(金)、三重大学教育学部附属学校園と大阪大学大学院基礎工学研究科によるシンポジウム「GIGAスクール時代のロボット活用~対話型ロボットとの新しい学習のかたち~」がオンラインにより開催されました。
第1部では、「附属小学校でのロボット活用と今後の方向性」と題して、国立精神・神経医療研究センターの熊﨑博一室長、大阪大学大学院基礎工学研究科の吉川雄一郎准教授から、各自の研究の概要について紹介いただきました。そして、教育学部附属小学校 橋川啓指導教諭と前田昌志教諭からは、附属小学校で進めているロボットを活用した授業実践についての報告がありました。

大阪大学大学院基礎工学研究科 吉川准教授 国立精神・神経医療研究センター 熊﨑室長
第2部は、前半に大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授による基調講演「ロボットと未来社会」が行われ、教育分野を含む社会全体でのロボット活用の可能性についてお話をいただきました。後半は、石黒教授と附属小学校5、6年生の子どもたち7名との質疑応答の時間としました。子どもたちからは、石黒教授に「ロボットと人間の違いは何か」「ロボットがめざすものは何か」「ロボットは、自己複製ができないのではないか。」「ロボットには欲望がない。それが人間との違いではないか。」といった質問があり、石黒教授からは質問に対し丁寧な説明があり、参加した子どもたちにとっても貴重な体験となりました。

石黒教授による基調講演 石黒教授と子どもたちとの対話