三重大学教育学部附属特別支援学校長
森井 博之

ご挨拶
三重大学教育学部附属特別支援学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は昭和48年に三重大学教育学部附属養護学校として発足し、以来50余年にわたって、知的障害のある児童生徒を対象として社会参加と自立に向けた教育に取り組んできました。
この間、三重大学教育学部の附属校として教育研究や教員養成を担いつつ、子どもたちの育ちの連続性を重視し、小学部から高等部まで最長で12年間の一貫した教育を進めています。
令和7年度は、小学部16名、中学部15名、高等部19名の全児童生徒50名が在籍しており、本校の教育目標である「社会の中で、自分らしく、たくましく生きる子どもの育成」を達成するための実践がはじまっています。
本校では、一人ひとりの教育的ニーズを把握し、子どもたちが抱える様々な困難さの軽減を図るとともに、個々の可能性を引き出し、社会の中で主体的に人生を切り拓いていける力の育成に努めています。
特に日常生活や実社会で必要な「生きる力」の獲得に向け、ICTの活用や体験的な活動を積極的に取り入れることで、「自己肯定感」を育み、新しいことにも果敢に挑戦しようとする意欲を養っています。また、社会参加と自立につながる「生活単元学習」「作業学習」「現場実習」等を計画的に組織することでキャリア発達を促し、働く喜びが得られる取組を進めています。加えて地域や関係機関と連携を図りながら、地域生活を基盤とした参画型の教育を取り入れることで「共生社会」の実現を目指しています。
今年度も子どもたち一人ひとりの健やかな成長、確かな自立と社会参加につながるよう教職員一同が全力で学校運営に取り組んでまいります。
保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様におかれましては、今後とも本校の教育活動にご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
三重大学教育学部附属特別支援学校
校長 森井 博之