三重大学教育学部附属中学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、三重大学教育学部の附属学校として78年の歴史を誇り、「つながりあう個」を基本理念とし、学校教育目標に「豊かな創造性とたくましい実践力をもち、生活をきりひらく生徒の育成」を掲げています。また、①地域の中等教育の推進に寄与し、②中等教育に関する先導的な教育研究を行い、③教員養成のための教育実習を実施するという、3つの重要な役割を担っています。
県内各地から集まる生徒は明るく活発で、積極的に学習や学校行事、生徒会活動に取り組み、日々の活動を通して社会生活に必要な力を着実に蓄えています。
昨年度から第32次研究テーマを「探究活動を中心としたカリキュラムを通して生活や社会を切りひらこうとする生徒の育成」とし、さらに副題を「生徒一人一人のウェルビーイングを目指して」としています。
私たちを取り巻く環境は日々加速度的に変化を続けています。将来何が起こるか予測が困難であると言われ、特に人工知能(AI)の驚異的な進歩は、働き方や学び方に大きな変革をもたらすと見られています。そこで、このような未来を生きる生徒たちに必要な力は、誰かの指示を待つのではなく、自ら課題を立てその解決に向けて主体的に行動できる力や、他者と協働しながら課題を解決していく力であると考えます。
このようなことから、本校では、探究活動を中心としたカリキュラムを組み、生徒自らが問いを立てて課題を解決していく活動を、総合的な学習の時間を中心に各教科の学習との往還もめざして研究を進めています。
今年度は、本研究の集大成となる年です。大学の附属学校としての利点を生かし連携を深めつつ、7月と11月の公開授業研究会を通して研究成果を発信してまいりますので、その際には是非ご参加いただければ幸甚に存じます。
また、保護者の皆様、同窓会関係各位、地域の皆様のこれまでのご支援、ご協力に感謝いたしますとともに、今後も暖かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

三重大学教育学部附属中学校
校長 成田 達也